🇯🇵 1. 日銀(BOJ)会合の最新ポイント
- 政策金利は0.5%で据え置き
6月16-17日の会合で、BOJは短期金利を0.5%に維持し、債券購入のペースを緩やかにする方向を継続 。 - 国債購入の段階的縮小計画
2026年度から月額3兆円の購入ペースを当初案よりゆっくり減らし、10年物の供給を安定的に吸収する方針。 - BOJ内でも方向性に分岐あり
米関税など外的リスクを重視する慎重派と、インフレ持続を踏まえて早期利上げを主張する派が共存。次回7月30-31日の会合が注目される。
為替インパクト
- 日銀が「出口戦略をじわじわ前倒し」する姿勢は円高要因。
- ただし経済・物価が不安定なため、急激な円高は抑制され、乱高下の可能性あり。
🇺🇸 2. FOMC(米連邦公開市場委員会)の最新ポイント
- 政策金利は4.25~4.50%で据え置き
6月17-18日の会合では引き続き現行水準を維持。 - 経済見通しはやや下方修正
2025~26年のGDP成長見通しを下げ、失業率見通しは上昇インフレ見通しは引き上げ。景気と物価のバランスを慎重に調整中。 - 利下げバイアスが示唆
SEP(経済予測)では年内2回程度の25bp利下げを示唆。ただし、「タリフリスクやインフレの見通ししだいで判断」との慎重姿勢も維持。 - 7月会合では声明文・記者会見に注目
7月29‑30日のFOMCでは見通し含まれないものの、市場は「9月の利下げ開始」に向け声明文の文言変化を注視中。
為替インパクト
- 米利下げへの期待が膨らめば、対円ではドル安・円高圧力が強まる可能性。
- しかし、タリフやインフレ継続の懸念が和らぐ場合は、ドル買い戻しもあり。
🌐 3. 両中銀のスタンスの違い
| 比較項目 | 日銀(BOJ) | FOMC(米国) |
|---|---|---|
| 金利水準 | 0.5%(据え置き) | 4.25~4.50%(据え置き) |
| 政策スタンス | 慎重な出口戦略を模索中 | 利下げ開始の可能性示唆 |
| 物価・景気 | インフレ高水準だが弱さもあり | 景気減速・インフレ持続で調整中 |
| 為替圧力 | 円高圧力へ転じつつも限定的 | ドル安圧力が強まる可能性 |
🌟 4. 為替マーケットへの注目点
- 円の反応に注目
BOJがさらに利上げ姿勢を強めれば円高方向に反応。逆に米利下げ観測が強まればドルが弱含む可能性も。 - タリフ・地政学的リスク
米中・中東ほか貿易・地政学リスクによって両中銀の見通しが変化し、為替相場にも影響。 - マーケットの需給変化
債券市場や株式への資金フローが急変すると、FX市場にも波及しやすい。
✅ まとめ
- 日銀は出口戦略へ慎重に動きつつも、明確な利上げに向けて準備中。
- FOMCは据え置きながらも年内の利下げへ調整の構えで、声明文の変更が市場の焦点。
- 為替面では、米利下げ観測が強まればドル安・円高圧力、BOJの出口戦略強化なら円高圧力が想定される。
為替モンスターとしては、これら中銀の次回会合(BOJ:7/30‑31、FOMC:7/29‑30)の声明文や展望に注視し、エントリー・資金配分のヒントに活かすのが吉です。
